チャンピックスは国内初の禁煙治療薬

チャンピックスは国内初の禁煙治療薬

チャンピックスとは、国内初の禁煙治療薬の一種です。ニコチン成分欠乏による離脱症状を緩和する作用を持っています。チャンピックスは商品名のことで、一般名はバレニクリン酸酒石酸塩です。

チャンピックスは、米国に本社を有するファイザー社が開発販売しています。ファイザー社は、創立以来150年以上の歴史を有する世界的な製薬会社の大手です。古くは、抗生物質のペニシリンを開発したことで歴史にも名を留めており、日本法人も設立しています。循環器病治療薬をはじめととした、がんや気象疾患などの治療薬の開発にも取り組んでいるのです。

喫煙習慣のある人は、恒常的にニコチンを摂取することで、精神的身体的安定を得ている情況になっています。これをニコチン依存症と言います。
喫煙すること、でニコチンを摂取できている限りは特段の身体的精神的変調をもたらすことはありません。ところが、禁煙などでニコチンを摂取できなくなると、いらいらした気分になったり、頭痛や吐き気などが生じます。

チャンピックスには、ニコチン依存症による、ニコチン離脱症状を緩和させます。そのため、間接的に禁煙成功のための効果を発揮することが期待できるのです。

チャンピックスにニコチンは入っていない!喫煙欲求を抑制する

禁煙治療薬は、かつてはニコチンを喫煙以外の方法で補うことで、離脱症状の緩和するものでした。ガムの形状になっているニコチンガムや、皮膚に貼るタイプのニコチンパッチなどが典型的です。

タバコを吸うとニコチンが肺を経由して脳に到達し、受容体と結合します。ニコチンと受容体が結合するとドーパミンが放出されます。ドーパミンは快楽物質異名があるほどで、快感が生じ習慣的に喫煙するようになるわけです。ニコチンパッチやニコチンガムは、こういった作用に着目した禁煙補助薬でニコチン製剤禁煙のひとつと位置づけることが出来ます。

これに対してチャンピックスは、ニコチンを配合セず脳内に分布するニコチン受容体に高い親和性を示します。ニコチン受容体と結合することで禁煙に起因する離脱症状やタバコをすいたくなる切望間などの緩和を期待できます。反対にチャンピックスに投薬中にタバコを吸うと、受容体にニコチンが結合するのを阻害し、拮抗薬として作用します。喫煙することで得られる満足感を抑制できるのです。

そもそもニコチン自体が心理的身体的依存性が高いだけでなく、人体にも有害な作用をもっていることからニコチン製剤禁煙には問題点がありました。チャンピック酢はこの点を改善した点で記念治療にエポックメイキングをもたらしたといえます。

チャンピックスを服用するには条件がある

チャンピックスは、処方箋が必要な禁煙補助薬です。投与を受けるには医療機関を受診して、ニコチン依存症との確定診断を受けなければなりません。一般的な病院やクリニックでは、取り扱っていない場合もあります。禁煙外来を設けている専門の医療機関を受診するのが良いでしょう。

ニコチン依存症は、比較的簡易な検査で確定診断をうけることが可能になっています。代表的な検査法は、スクリーニングテストというもので、10問の質問に解答し、5問以上該当すると依存症と診断されることになります。過去に禁煙に挑戦した経験があるかなど、タバコへの依存性かどうかを訊かれます。

禁煙に失敗する理由は、脳内に分布するα4β2ニコチン受容体が深く関係しています。喫煙すると煙とともに、肺動脈を通して心臓に至り体内循環に乗って、ニコチンが運ばれてきます。脳に到達するとα4β2ニコチン受容体と結合し、脳内物質のドパミンが放出されることになるのです。ドパミンには気分を爽快にしたり、リラックスする効果があるので喫煙することには、大きな快感を伴います。ここに禁煙することが難しい利用があるのです。